着物地ロングジレ
若い時の大好きな着物をロングジレにしたいとのこと。
すでにイメージは決まっています😄
着物の本体をそのまま利用した形です。
といっても肩線はなだらかになるように、後ろ衿ぐりは見返しで処理しています。
前もそのままですが耳が丸まって落ち着く所にボタンがあります。
また、お客様は前が丸まらない着方もしたいそうで、折り返りそうな衿元に同色(紺)の
接着芯を張っています。(写真がありません。。。)
ヒップにボリュームがないのが嫌だそうで、袖部分を利用して三角にマチを入れて
ふんわりボリューミィに見せています。
深く両脇にスリットを取ってさっそうと歩きやすくしています。
長年着物でのリフォームしていると、着物はやはり柄を見せることをメインにストンとしたスタイルが一番魅力が出るのではと思います。(帯で分断されているという見方もあるかな、、)
洋服だと身体の線に合うようにダーツなど取っていきますが、着物地を利用して洋服スタイルにするように仕上げていくとなんだか微妙だなあと感じる時もあります。
コーディネイトにプラスワンするロングジレはけっこう流行っていますし、おしゃれ感が増しますので
着物地のこんなロングジレもあまり違和感ないアイテムとして活用できそうです。