メンズ プラダのダウンジャケットリペアは母の愛
こんな経験ありませんか?思い切って買ったハイブランドファッション!そりゃー「清水の舞台から飛び降りる」ぐらいとはよく言ったもんで、ここぞ!っていう時ようにする方もいるし、日常でしっかり使って自分色に染めこなす方もいますよね。どっちにせよ、ハイブランドは着ているとなんだかテンション上がる!わたしもできることなら全身で固めてみたい!お洋服のパワーって本当にすごいって思います。
今日はそんなハイブランド「プラダ」のメンズダウンジャケットリペアのお話。
リペア依頼はプラダのダウンジャケットを着ている息子さんのお母さま。
↑言い回しがややこしい…(;^_^A要はご本人代わりにお母さまがみえました!
思い切って購入されたプラダのダウンジャケットを着ている時になんと階段から転んで穴が開いたと肩を落としている…。何とかしてあげたい母心。
…どれどれっと広げたダウンジャケットは
おおうっ!これは行っちゃいましたね、穴が開いて羽根が見えていますヽ(;´Д`)ノ
わかりやすくしてみました↓
オレンジ〇に注目~、この3か所
そらー、肩を落とすよ…息子さんハイブランドだしね。
とまぁ、何とかしたいんですが、ご依頼主がどんな風に直したいかをイメージしてるのが大事なんですよね…。
ハイブランドっていうのは、元のように着たいっていう方が断然多いんですが、また、そうなるとハイブランドなんで、リペア布がなかなか手に入らないんですよ。それと、ハイブランド側も時期に流通させる企画商品だとそのために生地を生産してることがおおくって、同じ布ってなかなか、余ればたまーに販売してますがね。まぁ、まず滅多にないです、断言します。それが理由かはわからないんですが、ハイブランド側がお洋服のリペアを受付してなかったり、まぁそれと予算がだいぶかかるよね…まぁもしかしたらデパートのリペアショップはやってくれるかも!?っとまぁ断られることが多いと思います。いや、本当にハイブランドのお洋服のリペアは難しいんです!!
実際モニでもできるだけご自身でリペア用の布やボタンなどはご用意していただく事を推奨しています。
あと、やはりご希望通りにはできないこともあるのでお断りすることもあります。
そんな訳で…こりゃ、まずどのようにリペアご希望ですか?から伺いました。
まず最初はワッペンでも付けますか?と提案し一度お母様はご帰宅そしたら息子さんから却下の連絡。おおっっと!?(;´▽`A“まぁ訳あってワッペンはだめとのこと。
そしたら何でもいいので黒の布で補修して欲しいと息子さんから連絡があり、お母様はモニにセカンドトライで再来店。
いいんですね?違う布で…ハイブランドだよ?いいんだね?
って補正用布がこちらです。
それで結果、あれこれとお話しし穴が開いたところを補正するというパッチワーク的な話に落ち着き
…いいのか?(゜д゜;)パッチワーク的なんで?とスタッフもビビりながら作業しましたよ…ええ、はい。
そんで、結果↓
息子さんより却下を頂きました。
困り果てたお母さま。
そんなわけでプラダにまず問い合わせ!
プラダ:同じ布がポケットの裏地で使用しているので、それで補正かけれませんか?
お母さま:ほう、聞いてみます!!
あ、ちなみにプラダにはリペアは断られたそうです。
というわけでお母さまサードトライでまたまたモニに再々来店で補正を依頼…た、大変だな…(^_^;)お母さま。
いや、布のありかさえわかればこっちもプロだぜ!きっちりやってやろうじゃないか!!
…とはいいましたが、めっちゃ慎重に細かく貼り付け頑張りました。
ポケットの裏地はこれで違うものになりますけどね。
そんなわけで大本命の結果はこちら!
おりゃーーーーどやさーーーーーー!
わからんやろーーー!破けたとこ!!!
あ、ちなみに白いとこは転んだ際の汚れです。
リペアズーーームアップ★
どやさーーーーー!
きれいじゃん!みたかーーモニの実力!
っとまぁ、これは生地があってよかった一作です。
今回は偶然ポケットの裏が同じもので、お客様の方から「ポケットの裏地使ってもよい」とお話があったのでできたわけです。
ほんと、生地なんとかなってよかったです…。それでも足りないんで生地が、チョイスした箇所をリペアしてあるだけなんですけど。
時々依頼いただきますよ、ハイブランドのリペア。
できるだけご相談に乗るんですが、元と同じように…思われるのであれば
ぜひブランドに一度お問い合わせしてみてください。
ちなみに、息子さんご本人は「転んだ時に打撲ですんだのほこのダウンジャケットのおかげ」と大事にこのダウンジャケットを着ていくそうです。
ハイブランドのリペアの持込はお客様も慎重に!
モニからのお願いです。
今回はなんとか出来てよかったです。